スペインのアカデミー賞と呼ばれる「ゴヤ賞」などを受賞した傑作アニメーション、『しわ(Arrugas)』。
「俺たちはきっと大丈夫だよ。
かつて銀行に勤めていたエミリオは、認知症の症状が見られるようになり、養護老人施設へと預けられる。施設には様々な行動をとり、様々な思い出を持つ老人達が、日々の暮らしを送っているが、重症の老人はそこから戻ることが望めない2階の部屋へと移される。日々症状が進行するエミリオが2階へ送られる日も遠くない。そんな彼のことを思い、同室のミゲルはある行動に出るのだった・・・。」(DVDパッケージより)
高齢化時代を迎えた日本にも共通する「老い」や「認知症」などとの向き合い方について考えさせられる。家族の意味とは?友達の大切さとは?自分の人生をどのように生き、幕を閉じていきたいのか?時にシニカルに、時にユーモラスに、重いテーマをさりげなく展開していくイグナシオ・フェレーラス監督の手法はお見事。機会があったら、是非一度観てみてください。素晴らしい作品です。
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