夜8時頃。商店街を歩いていると、困った様子の外国人が2人。地図を片手にキョロキョロしている。声を掛けしようとして、女性と目が合う。すがるような眼差しで、助けを求められた。少し先を歩いていた男性も慌てて戻ってくる。
男性が持っていた地図を見せてもらうと、您好(ニイハオ)と書いてある。近所にある餃子の有名店だ。酒屋さんの2階にあり、場所も入口もちょっと分かりにくい。その時間だと街灯も薄暗く、初めての2人がちゃんと辿りつけるのか、やや不安が残る。とりあえず、お店の入り口まで案内することにした。
お店に向かう途中。軽く世間話をする。店の入り口のところで、美味しい餃子をいっぱい楽しんでね、と伝えて、笑顔の2人を送り出す。
1人になって、帰途につく。喜んでもらえて良かった。喜んでもらえることを出来たことが良かった。嬉しい気持ちが湧いてきて、自然と足取りも軽くなる。スキップしたいぐらいの気分♡
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