ルーマニアに生まれ、ロンドンで育ったアテナ。
やがて不思議な力を開花させ
関わる人々に喜びや情熱、愛を伝授する存在になる。
その力ゆえ「ポルトベーロの魔女」と呼ばれ
命を脅かされながらも、夢のためには犠牲を厭わず突き進んでいく。
伝道者であり、犠牲者でもあり
悪女でもあり、聖母でもあるアテナ。
彼女のミステリアスな半生が
複数の関係者による証言という形で綴られていく。
パウロ・コエーリョの宗教観や世界観が溢れた素晴らしい作品。
心を開いて本書を少しずつ読み進めることで
自分自身の未知の領域に関する気付きや
まだ開花していない能力を目覚めさせるためのヒントを
貰えるような気がしました。
コエーリョの代表作「アルケミスト」と合わせて
読まれることをオススメします!
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